心臓・肺・血圧

心電図

心電図は心臓の中を流れる電気を記録したものです。不整脈・心臓肥大・心筋虚血・心室内伝導障害・電解質異常等が心電図から分かります。5分ほどで終わります。

 

ホルター心電図

動悸や脈の乱れ、胸痛などの症状があるときに心電図の検査がよく行われますが、通常の心電図検査は、記録時間が短く、必ずしも検査中に症状や心電図変化が現れるとは限りません。一方、ホルター心電図検査は、約24時間(1日)と長時間の心電図を記録することで、不整脈や狭心症の診断、治療効果の評価に有用です。

24時間血圧検査

24時間血圧計を装着して、血圧の日内変動などを調べる検査です。

CAVI(キャビィ)検査

冠動脈が詰まることによる心臓や血管の病気の早期発見につながるのが、CAVI検査です。CAVIとは、心臓(Cardio)から足首(Ankle)までの動脈(Vascular)の硬さの指標(Index)の略で、動脈の硬さの指標です。

CAVIは、普段の血圧に関係なく、心臓から足首までの動脈の硬さなどを数値で評価することができます。

CAVIの測定をするときは、ベッドに仰向けに寝てもらい、両腕、両足首にカフを、胸元に心音マイクをつけ、血圧と、脈波を測定します。

ABI検査

下肢の動脈の狭窄(ABI値)を非侵襲的に測定できる検査です。動脈硬化の有無や程度を調べます。動脈硬化とは、動脈血管壁にコレステロールなどの脂質が沈着し、血管の細胞が増殖したり、血管が弾性を失ったり、硬化するとともに、内腔が狭くなる(狭窄)状態です。ABI値は腕の血圧と足首の血圧の比で、ABI値が0.9以下の場合、下肢閉塞性動脈硬化症の疑いがあります。次のような症状の患者さまに有用な検査です。冷感、しびれ、間欠性跛行、安静時疼痛、潰瘍や壊死

 

肺機能検査

呼吸のときの呼気量と吸気量を測定し、呼吸の能力を調べます。換気の機能を調べる基本の検査です。

睡眠時無呼吸検査

自宅でも取扱い可能な検査機器を使って、普段と同じように寝ている間にできる検査です。手の指や鼻の下にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性を調べます。自宅でもできる検査なので、普段と変わらず仕事や日常生活をそれほど心配せずに検査することができます。

CPAP(シーパップ)療法:経鼻的持続陽圧呼吸療法保険適応でCPAP装置貸し出し可能です。